職人ビレッジセミナー講師:中沢智之

職人ビレッジ寺子屋企画に興味を持っていただきありがとうございます、主に販売促進を担当している中沢智之です、よろしくお願いいたします。

日本は「お金の勉強をする機会がない」「子どものころからお金の勉強をしたほうが良い」と言われますが、販売促進も全く同じ状況です。
子どものころはもちろんですが、大人になっても、仕事を始めてからも、販売促進に関する勉強をする機会は皆無です。

でも。世の中には勉強会などは結構あるのでは?と思いますよね。それらは、経営、営業、財務、労務・・・などの分野はあります、まあ、ほとんどが経営という分野でしょう。
セミナーを探しても、書籍を探しても、販売促進の分野は本当に少ないのが現実です。

例えばですね、私はスーパーマーケットで働いていました、社員として働く以前にアルバイトで3年働いていました。そのアルバイトの時に、次のようなことを学びました。

・商品棚への陳列はどう並べるとお客様に喜んでもらえるか。
・精肉部では、スライス肉をトレーに並べる時のコツ。
・POPの作り方。

このようなことは、本当に初期の頃に教えていただくわけです。

しかし、30歳を過ぎて、販売促進的なことをお手伝いする目的で独立起業して、沢山の小さなお店の店長さんにお会いする機会ができて、非常に驚きました!
その道一筋の専門家である店長さんたちの現実は・・・

・小売店の店長が陳列について学んだことが一度もない。
・精肉店の店長がお肉の商品作りを学んだことが一度もない。
・POPやチラシの作り方を学んだことが一度もない。

中にはそれらを疑問に思ったことがあっても、学ぶ機会すら見つからなかったそうです。

小さなお店や商店街がバタバタと潰れていく、それは政府の政策や、時代の移り変わりなどという理由もあるとは思いますが、それ以前に、小さなお店の店長さんたちは、スーパーマーケットのアルバイトよりも少ない知識で戦っているのが原因だと感じました。

店長さんたちが海で溺れてしまうのは、レッドオーシャンとかブルーオーシャンがどうとか・・・そんなことではなく、泳ぐ練習を一度もしないで海に飛び込まされていたのです。

また、地域の住民が地域のお店とどうかかわるかというのも、地域経済の大きな課題です。だから、小さなお店の店長さんたちだけではなく、地域の皆さんが地域の小さなお店を育てなければ、住みやすい地域にはなりません。
職人ビレッジは、地域の方ととても距離が近く感じる施設なので、地域の皆さんの立場でも販売促進や、地域経済について考えてもらう機会が作れるかと期待しています。

また、子どもたちにも、自分たちが使うお金がどこからきて、お金を使うことが地域のお店とその店長さんや家族にどのような影響があり・・・というようなことを考えてもらえるような企画も作ることができればと考えています。

中沢智之(なかざわ ともゆき)
日本販売促進サポート株式会社代表取締役
著書「販促はじめの一歩」同文舘出版、「お金をかけずにやれる販促73のアイデア」セルバ出版。
1964年栃木県出身。
小さなお店の販売促進を研究して37年、のべ10,000人の店長さんにかかわる中で、店長さんが自分らしい仕事を生き甲斐として楽しく暮らしていける環境作りの一つとして小さなお店の販売促進を広める活動をしています。

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